Bring Me The Horizonがついに新曲出した話。
お疲れ様です。toraです。
意外かもしれませんが、こう見えてBring Me The Horizonの隠れファンです。
高3くらいに聴いた”Drown”に心打たれ、気づいたら全アルバム買って聴いてました。
2nd”Suicide Season”が一番カッコよくて好き。
意外と得意じゃない人多いかもしれないですね。ライブキッズ御用達のONE OK ROCKとかとファン層かぶってるし…僕は最近の洋楽ですやん路線の彼ら地味に好きですがw
ONE OK ROCK - Cry out [Official Music Video]
そんな先日、サマソニのライブレポを夜中に書き終え、何となくTwitter見ていたら…
新曲だしとる。
突然でした。やっぱりBMTH好きな方があまり僕のTLにいないからか、情報が入ってこなかったでしょうね…とにかく驚いた…
1st”Count Your Blessings”の頃からかなり音楽性も変わり、”That's The Spirit”ではもうLinkin Parkやんって感じになっていた彼ら。(ボーカルのoli君曰く、元々Linkin Parkみたいな感じを目指してたそうな。)
そういえばインタビューで…
僕たちにも分からないよ。やらないであろうことはいくつかあるけどね。ポップのアルバムにするつもりはないんだ…僕たちはストレートで退屈なポップなアルバムを作ろうとは思わない。スーパー、スーパーヘヴィーなものにするつもりもないよ。
…なんてことを語っていたけど、どうなんだろう…とりあえず聴いてみました。
カッコいい。
なんだかんだで”That's The Spirit”のあの感じだ。ちょっとエレクトロ感入ってる?いや、前作もそんな感じか…
とりあえず予想通りの感じでよかった…”That's The Spirit”が賛否両論だったみたいだけど、いいアルバムであることには変わりなかったし、今回もそんな感じかな。
で、問題の新譜ですが、来年の1/11にリリースとのこと!
タイトルは”amo"。なんかPhoenixみたいやな。
新しいアー写。なんかoli君、ヤンキー度増してる…ちょっと悲しみ…
ツアーも11月から始まるそうな。
そういえば、サマソニ終わった後で
「来年とかマウンテンステージでBMTH見てみたい」
とツイートしていた自分が怖い。
あるかもこれ。
春に行われる予定のDownload Japanに来るかもなあ…いづれにしても、”That's The Spirit”ツアーで来日していないので、期待しているファンは多いはず!僕も生oli君見たい。
というわけで、Bring Me The Horizonが新曲出したって話でした。アルバム楽しみ!!!
(文:tora)
サマソニ東京1日目レポ Part2
どうもShowta@です。今回はSummer Sonic2018の模様のレポ的な記事になります。
前回の続きです。
Pale Wavesの後は水着のお姉さん目当て(いませんでした…)でMARINE STAGEの方に行って、
その足でBEACH STAGEに行き、ポルカドットスティングレイを見逃すというやらかしをしました(代わりにnever young beachを見ました)。
途中で食べたかき氷が美味しくなかったです…。
16:50~ 9mm Parabellum Bullet (RAINBOW STAGE)
戻ってきてサイレントディスコを一瞬だけ堪能したあと、RAINBOW STAGEへ。
何気に見るのを楽しみにしてた9mm。
中学生の頃だったかなぁ?Mステで「Black Market Blues」を聞いてから気になる存在で、今回ライブを見れるのを楽しみしてました。
なんて言ってるけど、シングル以外 アルバムはベストと「BABEL」しか聞いてないニワカっぷり。おいおい…。
曲分かるかな…と若干不安でしたけど、それも杞憂。シングルメインのセトリでほぼ全部知ってる曲でした。
9mmの魅力って個々のプレイヤーとしてのスキルとかライブでの魅せ方(魅せ方というかステージパフォーマンスの暴れ具合というか笑)が上手いとかまぁ色々あると思うんだけど
個人的には曲の良い意味でのダサさとプンプンする歌謡曲臭だと思うんですよね。
「Black Market Blues」なんてほんとダサいと言い切れちゃうところの紙一重なんだけど、なんかすんごく癖になる。
スタイリッシュなカッコよさじゃないんです。勿論カッコいいんだけどカッコいいのベクトルが違うのかな。うまく言葉にできないけど歌謡曲要素がその辺のバランスを取ってくれてるのかなぁと。
ともかく今回生で聞けた、ていうのは凄く良かったです。1番好きな「ハートに火をつけて」を聞けたし、新曲「キャリーオン」もいい具合のダサさで文句なしの大満足です。
9mm Parabellum Bullet - Black Market Blues
9mm Parabellum Bullet - ハートに火をつけて
17:40~ MARSHMELLO (MARINE STAGE)
THE CHARLATANSをチラ見してMARINE STAGEへ直行。
MARSHMELLOのステージはすでに始まってました。でもなんだかんだ40分くらいは見れたかな?
実は初EDM。スタジアムではノエル待ちの人と元気なパリピたちが一緒になって踊り狂ってました。
ボンジョビとかガンズとかちょこちょこロック系の曲も挟んでるも良かったし、
レーザーとか火とか映像とか視覚に訴えかける演出が凄い。
僕は後方で見てたのでアレだったけど、
前の方で見たらもっとすごく感じられたんだろうなと思う。後方でもあんだけ凄かったんだから。
「曲知らなくても楽しめるよ!」とフォロワーさんに言われたんですけどまさにその通りでした。でもよくよく考えたら「Wolves」って曲は知ってたよ汗
Selena Gomez, Marshmello - Wolves
19:30~ NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS (MARINE STAGE)
大本命、我らが兄貴ノエルギャラガー。彼を見るためにサマソニに来たといっても過言ではないです。
今回は大所帯での参戦、Oasisのメンバーだったゲムとクリスがいる!!もちろんあのハサミのお姉ちゃんもいます。
序盤は新作「Who Built the Moon?」のモードで「Fort Knox」から「It's A Beautiful World」まで一気に畳みかけ、中盤はソロ1作目、2作目からも演奏しつつ、最後の方はOasisの曲というライブ構成。
「Fort Knox」とか「The Right Stuff」とかを聞いてて思ったのがこういうOasisでは成立しえない形の楽曲がライブでハイライトになっているというのがノエルは完全にソロアーティストになってるんだなと。Oasisは再結成してほしいけど、こういうのを生で見ちゃうとノエルのソロとしての更なる進化を見たくなっちゃいますね~。
なんていいつつもやっぱり盛り上がるのはOasisの曲。
後期Oasisの大名曲「Little By Little」とか日本人大好き「Whatever」とかアレンジした歌い方もすっかり板についた「Wonderwall」などなど惜しみなく披露してくれて、
嬉しさのあまり顔のにやけが止まらないし、ずっとシンガロングしてた気がする。
そして待ちに待った「Don't Look Back In Anger」。
何度も何度も聞いたあの曲、一つ一つのフレーズを噛みしめながら聞く。
ノエルがオーディエンスに「Say!」と言ってサビを任せてくれた。
「So Sally can wait」と会場中が歌で包まれる。
この空間に入れて幸せだなと心から感じた瞬間でした。何度も何度も聞いた「Don't Look Back In Anger」だけど、この日の「Don't Look Back In Anger」に叶うものはたぶん自分の中ではこの先も無いと思います。
曲も終わってこれで終わりか・・・と思ってたら
ノエルが敬礼!「なんだなんだ」と思ったら聞きなじみのある「Love♪」のフレーズ。
まさかのThe Beatlesの「All You Need Is Love」!!
いやセトリに入ってるの知ってたけど、すっかり忘れた笑
再び会場は合唱の渦になって多幸感に包まれながらノエルのステージは終わりました…。
Noel Gallagher’s High Flying Birds - Fort Knox (Official Audio / Lyric Video)
Oasis - Don't Look Back In Anger (Official Video)
このあとMOUNTAIN STAGEに戻って5曲ほどQUEENS OF THE STONE AGEを見て、ミッドナイトソニックではWolf Aliceを見ましたが、
前者は曲を知らなかった(でもとんでもなくカッコよかった)ので
後者は後半の方をコンクリに寝そべりながら聞いてたのでレポは割愛させてもらいます(汗)
去年はほぼMARINE STAGEに張り付いてましたけど、今回は色々なアーティストを色んなステージで見れて楽しかったです。
集客が~とか合唱が~とか色んな声が聞こえてきますけど、実際にサマソニに参戦した身からすると「そんなの知らねぇ、サマソニ最高だったわ!」の一言です。
たぶん参戦した人はみんな同じ気持ちじゃないでしょうか。
いやぁそれにしても2日目も行きたかった・・・。Paramore見たかったよぉ・・・。
社畜には厳しいっ・・・。
(文:Showta@)
サマソニ東京1日目レポ Part1
どうもShowta@です。
今回はSummer Sonic2018の模様のレポ的な記事になります。
私が参加したのは東京1日目(8/18)
サマソニ参戦は去年に引き続き2回目!
社会人になり、環境も変化して参戦できるか微妙な感じでしたが、無事に休暇を取れました!!!イェイ!
前回のサマソニは深夜バスで会場の方まで向かったんですけど、バスにやられて体力の消耗し、途中MOUNTAIN STAGEのコンクリで寝てしまう始末…。
というわけで今回は始発の新幹線に乗って快適に移動しました。新幹線の素晴らしさを実感。新幹線バンザイ。金はえらいかかりましたけど。
今回見たのはこちら
・ステレオガール
・向井太一
・Dream Wife
・Pale Waves
・THE CHARLATANS
・MARSHMELLO
・NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS
・Wolf Alice
チラ見も含んでいるのでちゃんと見たアーティストだけ今回は触れていこうかなと思います。
10:10~ ステレオガール(RAINBOW STAGE)
応募約3500組の中からサマソニのステージに14組が出演できる「出れんの!?サマソニ!?2018」。
ステレオガールはその14組のうちの一組。
正直に言うと名前も知らずにふらっと立ち寄っただけでしたけど、
この手のバンドを聞くことがそんなにないのですごく新鮮に聞けました。
洗練されたものとか圧倒的な演奏力とかそういうものじゃないんだけど、
若さとエネルギーと伝えたいメッセージに満ち満ちていて凄く良かった。
こういった雰囲気はキャリアをベテランは出せないと思う。
余談なんですけど、
一緒にサマソニに来た友達は「久々に文化的なものに触れた」って言ってました。社会人になるって嫌なことばっかりですからね、ステレオガールの若いエネルギーに当てられて「今日1日楽しんでやるぞ」とスイッチが入りました、ありがとう。
10:50~ 向井太一(SONIC STAGE)
軽く彼について説明すると92年生まれのシンガーソングライターで音楽のジャンルはR&B。
エレクトロやファンク、EDMの要素なんかも音楽に盛り込んでいてルーツ指向でありつつも過去と現在、そして海外と日本の音楽をハイブリットさせている感じ。
ベースとドラム、キーボードを従えてのステージ。
tofubeatsをプロデューサーに迎えた新曲「
加えて圧巻の歌唱力(めっちゃソウルフルに歌うんですよ!)なのでホント堪んない・・・。日本語R&Bの未来は明るいなって彼のステージを見てて思いました。そのくらい才能に溢れてます。僕は曲に合わせてずっと横に揺れながら浸ってました。
向井太一 / Siren (Produced by tofubeats)【Official Music Video】
向井太一 / FLY (Official Music Video)
12:30~ Pale Waves(MOUNTAIN STAGE)
Dream Wifeをチラ見して次のMOUNTAIN STAGE、おそらく期待値が今回のラインナップでもトップ級に高かったPale Waves。
個人的にも去年疲労で寝てしまったMOUNTAIN STAGEでのライブということでリベンジ戦になります(??)。
初来日ライブということで注目度が高いのかMOUNTAIN STAGEも大盛況。勿論去年の僕のような寝てるバカなんていません。
そしてアルバムもまだ出してないのにこの洗練され具合。スゴイ。
ニューウェーブサウンドでゴシック的でThe Cureっぽくもあり、
でも現代的なTHE 1975、CHVRCHESなんかの要素も感じられて
「あぁ凄くUKロックだ・・・」って感じに浸ってました。。
日本人も大好きそうなポップなメロディー満載だし、本人たちもメロディーに対しての意識が強いみたいだし、
次来日するときはシンガロングだなこれ。というか単独でぜひ来日公演してくれ。
フロントマンのヘザーちゃんが可愛くて、あとエロティックで良かったです。
このPale Wavesの初めての日本のライブを見れたことは後々自慢できることになりますね多分。
続きます~
(文:Showta@)
サマソニ大阪2日間のライブレポート
サマーソニック 2018 大阪
今回で19回目。自分としては2回目。その時は2016年の大阪初日のみの参加だった。(レディオヘッドとナッシングバットシーバスを目当てに観に行った)
そんなサマーソニックに、今回は初めて2日間、両日参加してきた。前回の反省を踏まえ、移動時間や食事を十分に考慮して事前の十分な計画と予習を行ってきた。振り返ってみると、自分の計画を100%完璧に実行することができ、非常に充実した2日間を過ごすことができた。
自分が観てきたアーティストはこれだ。
Day1: Knox Fortune, Rex Orange County, Tom Misch, ONE OK ROCK, Chance The Rapper, Paramore
Day2: The Sherlocks, Pale Waves, Marmozets, Kelela, Marshmello(40分ほど),
Friendly Fires, Tame Impala
前編と後編に分けた記事にしようかとも思ったが、感動をよく覚えているうちに全部書こうと思う。というわけで、駆け足で詰め込んでしかも長くなってしまうがそれぞれの感想を書いていく。
Day1
①Knox Fortune
「ロックンロールは好きですか~?」というドラムの日本語での挨拶にてスタート。Apple Musicで何度も聞いてきた段階で十分ロックを感じるバンドではあったが、演奏もテンション高めで。曲によってはベーシストがギターを弾いたり、パーカッションとかキーボードとかギターを同時に演奏していて、テクニックも素晴らしかった。アルバム「Paradise」の曲をだいたいやってくれて、いきなり満足できた。(僕は好きな曲のサビではシンガロングしてたけど、あまり周りはそうなってなかったのが残念)
②Rex Orange County
Day1 の目当てその1。インディゴラエンドが丁度終わったタイミングで入っていったら、なんとド真ん中の最前列に行くことができて、最高だった。Knox Fortune と比べると曲芸みたいなライブではなく、基本は3ピース構成("Untitled"(彼の曲)とかでは一人だけ残って弾き語りもあった)で、聞き入るような演奏だった。"Television/ so Far so Good" は早めにやってくれたが、キラーチューンぶりが既にあった。素晴らしいライブではあったが、彼の私服とライブ中の垂れ幕がとにかくダサかった。そこが若きUKのスターらしさかもしれない。
③Tom Misch
Day1の目当てその2。引き続きド真ん中最前列で観てきた。投票があったらベストアクトでもおかしくなかった。ギター、キレッキレ。"It Runs Through Me"、"South of the River" 、"You're on my mind" がとにかく良かった。"Movie"では彼の家族(姉なのか妹なのかは聞き取り損ねた)に冒頭の語りをさせて一気に引き込んで、別の世界に連れて行ってくれるようだった。最後に観客を背に写真を撮った。あとで見ると後ろまでパンパンに人がいた。これほどのアーティストの初来日を最前列で観れたんだと思うと感激だった。(Twitterに写真が載ってるが、がっつり僕も最前列のど真ん中で写ってた。嬉しかった。)
フェスでやるのは珍しいからとりあえず観てみた。けど、はっきり言って全然良さがわからなかった。申し訳ないけど。観客は後ろまですごい集まってたけど。で、終わったらみんな帰っちゃって空っぽ。「なんでTom Mischから続けてJorja Smithを最前列で観なかったのか。ものすごい良かったらしいのに」とすごく自分を責めた(この記事を書いている今もとても後悔している)。
⑤Chance The Rapper
問題のやつ。ガラガラだったらしい。結構前で観てたから全然そうなってると知らなかったけど(前のほうはすごい盛り上がり様だったし)。僕はとりあえずアルバム「Coloring Book」をしっかり予習してきたので、全力でシンガロングしてクタクタになるまでノッてきた。やっぱ最高だったのは"Same Drag"。「見て。夕日。」って。夕暮れと彼の歌声の美しさが合わさる奇跡を目撃できた。予習をしたとはいえ、本来ヒップホップを全く知らない自分がここまで感動できるとは思ってなかった。Day1のベストアクトだった。そりゃグラミー獲るよね。マジでこれで「もう日本はイヤ」とならないことを切に祈る。
ハイボールを片手にアリーナ上段から観戦。やってほしかった"That's What You Get"、"Ignorance"、"Misery Buisiness" を聞けた。でも、あのころ(僕が中三で彼らのアルバム「Brand New Eyes」が大ヒットしていたころ)のエモエモなころとは変わって、ダンスロックになってたのは良くも悪くも時の流れを感じた。それでもソニックステージのトリに相応しい踊れる音楽をしてくれたし、他のアーティスト見た後とかの人がどんどん集まってきて、最後は下のフロアがほぼ満員だった。"Misery Buisiness"の途中でヘイリーが観客をステージに上げて代わりに歌わせて自分はステージを降りて歩いたり、盛り上がりもすごかった(そしてその観客の歌が本家顔負けレベルでうまい)。まだまだ彼らは健在であることが分かって嬉しかった。
Day2
①The Sherlocks
Day2の目当てその1からスタート。僕はエンジン全開で聴いた。ずっと腕を突き上げて、ほぼサビの度に飛び跳ねてシンガロング。わかる人だけわかると思うけど、彼らが新曲をやったあと「nice one!」ってファンが叫んで、ボーカルと「Uh?(聞き取れなかったらしい)Nice one? (笑う)I will play the next song for you.」って話してた人が僕の真横だった(羨ましい)。どう考えても僕とその人だけ周りよりテンションの高さがレベルが違った。"Live For The Moment"でボーカルが「歌ってくれ」って感じで煽ってきたときも僕とその人だけめっちゃ声がデカかったし。最後はやっぱり"Chasing Shadows"。オアシスみたいに歌って、アクモンみたいにストレートにロックするゴールデンルーキーだった。
②Pale Waves
Day2の目当てその2。正直音源を聞く限りでは僕はThe 1975より気に入ってて、何度も聞いてすごく楽しみにしてた。「かわいい」っていうのは彼らはあまり言ってほしくないことなのかもしれないけど、ライブで見ると「かわいい」と思わざるを得なかった。ボーカルはノリノリ。ギターの音がキラキラ。いかにもマンチェスター出身って感じ。特によかったのは "Television Romance"、"My Obsession"、"The Tide"。
なお、8/20(サマソニ大阪Day2の翌日)は渋谷でインストアライブをしたそうな。都民、ぜったいにゆるさない。
③Marmozets
スタンドからゆっくり観戦。東京では体調不良でキャンセルだったと聞いたが、一体それは何だったのかと思うようなライブだった。先に書いたParamoreがエモエモだったころ(そのころにサマソニにも来ている)が、それを彷彿とさせるような力強い激しいライブだった。下で観てたら観客の熱量とモッシュでやられてた。スタンドでよかった。
以前僕の記事でParamoreとMarmozetsのどちらが素晴らしいライブをしてくれるのかという記事を書かせてもらった。
delivery-sushi-records.hatenablog.com
はっきり言って、Marmozetsの勝ちだ。やはりエモさはないとダメ。(僕のここ1年くらい好きなジャンルがエモだからということもあるだろうけど)
④Kelela
あまりしっかりとは予習してなかった(アルバムを2周した程度)。始まる前はガラガラ(みんな疲れてるのか座ったり寝転んだりしてた)だったが、いざ始まるとゾロゾロと前に人が集まってきて、皆でゆったりとビートに乗って彼女に酔った。終始眩い光の中で、妖艶に揺れて歌う彼女は美しかった。チャンスザラッパーの後に見た、まさに太陽が闇に消える寸前の空と同じくらいに。感動したのは彼女も同じだったようで、最後は涙ながらに歌ってた。これからの活躍にますますの期待がかかる。
⑤Marshmello
時間があったので彼のスタートから40分くらいまでを観た。やってほしかった"Alone"を観れたことが何より。ジャーニーの「ドントストップビリービング」、ケンドリックラマーの「ハンブル」、ボンジョビの「リビングオンアプレイヤー」といった名曲を彼流のリミックスで聴かせてくれた。正直、海外でフェスやるなら絶対ヘッドライナーを務めるべきだろうと思ってしまうほど楽しく盛り上がれるライブだった。
Day2の3週間くらい前に「あれ?これすごくね?」と思って急遽観ることにして、アルバム「Pala」を予習してきた。客観的に見たらベストアクトだったんじゃないかな。最初から最後までずっと踊りっぱなし。"Hurting"、"true love"はライブで観ると格別だった。これもかなり前で観た(2列目くらいかな)。最後はボーカルが観客席に入ってきてみんなで踊った。あんなに楽しいライブは今まで体感したことがなかった。
ちなみに僕の真横にすごくかわいいブロンドの女の子がいたんだけど、ドリームワイフのボーカルだった。一緒に踊れた。すごいことを体験した。
⑦Tame Impala
Dayの目当てその3。大本命。なんで僕が大阪2日間にしたかといえば、いろいろ聞いて大トリをTame Impalaにしたかったから。最前列のど真ん中にまた入れた。
垂れ幕に緑色の明かりがぼんやりと光っていて、蛍の光のように動いてる。少しずつ動きは速くなって、残像の光がどんどん重なって万華鏡みたいになって・・・"Nangs"で入ってきてライブスタート。
いきなり"Let it Happen"と紙吹雪。俺の周りはすごかった。すぐ横で背が低くてCurrentsのTシャツを着たかわいい女の子がセクシーに超超うれしそうに踊るし、真後ろじゃ外国人が人を持ち上げてるし(出演バンドの人だったみたい)。キラーチューンがずっと続く。"The Moment"、"Mind Mischief"、"Elephant"、"Less I know the better"。何度も紙吹雪が噴き荒れる。世界最高のダンスフロアがそこにはあったと思う。
そして"Apocalypse Dreams"。普通にやってくれるだけでもすごかったけど、「終わった・・・。」と思った後がすごかった。爆音でブレイクしてリプライズ。涙腺が崩壊した。ほんとに。間違いなくここ10年で出てきたロックバンドの中で彼らが世界一だ。
"Feels Like We Only Go Backwards"。声がもう出なくなってもいいくらい歌った。人を持ち上げてた真後ろにいた外国人と一緒に向かい合ってサビを歌った。
大・大・大優勝。
各アーティストの感想はこれでおしまい。
最後に僕が今回のサマソニが終わった直後に思ったことを書こう。
「ケミカルブラザーズの2ndアルバムのライナーノーツに『強いビートは世界を変えると頑なに信じてきた彼らにとって・・・』って書いてあったけど、それは間違いないことを今年のサマソニで思い知った。」
そう。僕が観たどのアーティストにも強いビート、重いグルーブがあった。それぞれのアーティストを目の前にしていたのは、パリピも陰キャも洋楽厨も爺も婆も酔っ払いも外人も、皆だった。そして誰もが熱狂していた。それぞれのリズムの取り方と感じ方で。
一番多くの人にしかも深く刺さるのは、切り裂くようなギターでも共感できる歌詞でもドラマチックな曲展開でもない。ビートだ。単純に強く一体となって迫るビートだ。そのビートの前ではどんな人も無力で、ただ踊らされてしまう。
それを体感できた今、ここ数年オルタナばかり聞いてきた自分の耳はこのサマソニを機に変わっていくと思う。
(文:ジュン)
toraの日記③ SUMMER SONIC 2018 Tokyo DAY 2
ドドドウモ!toraです!
まさかの3つ目!もう少々お付き合いを…
5日目 8/19 SUMMER SONIC 2018 Tokyo DAY 2
東京初日と大阪2日目に比べると人は少なかったでしょうか?
こちらに参加された方の多くはChance The Rapper目当てかな?
ENDRECHERI
楽しみにしていたGreta Van Fleetがまさかのキャンセル…ということで、オカンが見てこい!といっていた堂本剛のENDRECHERIを見に行きました。さすがジャニーズ。満員。
肝心のライブなんですが、ヤバい。とてつもないものを見た。あの硝子の少年を歌っていた人がものすごいビッグバンドを引き連れ、めっちゃかっこいいファンク・ソウル・アシッドジャズをやってる。JBもびっくりである。元々ギター上手いとは聞いていたがほんとに上手い。
初めて見たので曲個々は分からなかったが、最後のセッションは圧巻だった。マウンテンステージでこんな上質なセッション見られるなんて…
MCも一言最後に「ありがとうございました」。クールだ。歌い方もどこかMuseのマシューみたいなシャウトをかます。素晴らしい。
マジでオカンの言いつけ守って正解でした。こういう歳の取り方したいなぁ…
結構楽しみにしていたのがこのBAND-MAID。軽く聴いてみたら結構かっこ良くて、やっぱこういうロックっていいよねと再確認。
オタクの好物。重いロックにメイドさん。まさかのコンビ。バンドリもビックリである。そして演奏めっちゃうまい。ソウルフルななボーカル。パワフルなリズム隊。かっこいいギターリフ。こういうものを見ると気分上がりますね。ほんでもって可愛いっぽー。
確かな演奏力とそのキャラクター。こりゃ海外受けしますわ。ジャパニーズOTAKUカルチャーの底力、痛感しました。
ラスト2曲、気に入っていた”Don't you tell ME”と”Domination”で〆てくれた。嬉しかった。
ところで、リードギターのお姉さんがなんかご注文はうさぎですか?のシャロちゃんみたいなメイド服着てギター弾きまくってんのが最高でした。
当サークルの数名がファンというこのアイドルを見に、初のジャングルステージへ。結構しっかりしてるんですね。
なんだかどこかの研究施設から逃げ出したかのような白い服のメンバー。ダンスもなんだか不思議でした。
アイドルソングなんか全く聴かないんですが、Maison book girlの音楽はめっちゃシティでモダンなサウンド。いい意味でアイドル感がない。なんせ曲がかなり難解だ。
ノれねえ。
変拍子ってどうノればいいの?
Radioheadが優しく思えてきました。
それを見事に歌って踊りこなすメンバー。すごい。ただでさえ踊りながら歌うの大変なのに…まさにネクストレベル。アイドルも多様化してるんですね~
”レインコートと首の無い鳥”聴けて良かった。
先日のスッキリにも出演したPortugal. The Man。大ヒット曲”Feel It Still”のような軽快な感じかなあと思っていたら、予想以上にヘヴィ!てか一曲目がPink Floydの”Another Brick In The Wall Part2”!他にもT.Rexの”Children Of The Revolution”もカバーしていたり。完全にモダンインディーロックに様変わりしていました。
まるでMuseがインディーロックをやっていたら?と思わせるようなサウンドでビックリ。”Panic Station”っぽい曲もあったし。(たぶん”Purple Yellow Red And Blue”)
演奏がファンキーなのにヘヴィでかっこいいのはもちろんですが、何よりもバックスクリーンw MCがない代わりにモニターに映し出されるメッセージ。会場が笑いに包まれます。こういうのありがたいですねw
映像もMBVよりTame Impalaより
ヤバい。
怖い。
病んでるとしか言いようがない。
ラストは”Feel It Still”。貫禄のパフォーマンスでした。
今回初めてビーチステージへ。夕暮れ時のビーチヤバかった。めっちゃ綺麗。そこで見たのがこの方。
Thundercat
SONIC MANIAにも出演したThundercatさん。猫耳つけててお茶目。
ステージに見えるのはベースとキーボードとドラム。なのにおかしい。どう聴いてもそれ以上の音が聴こえる。というかThundercatが弾いているのは本当にベースなのか?6弦とはいえ、ベースには聴こえない。まるでギターのように弾きまくる。キーボードもドラムも手数が凄い。本当にプロの演奏だ。
そして夕暮れ時の美しい風景とともに流れる素晴らしいバンドオーケストラ。かっこいい。
それを見ながら食う豚バラ串。辛い。
そして苺削り。酸っぱい。歯に挟まる。
”Drunk"が凄いアルバムだとは聞いていたが、確かにすごい人だった。
Beck見たくて途中で抜けてしまったが、ラストに”Them Changes”やったらしい。聴けばよかった…誤算。
2日目のお目当てBeck。3年連続の来日です。
30分前に入ってみるとガラガラ。嘘だろ?みんなChance The Rapperで帰っちゃったのか???ナチュラルに前の方に行けました。
そして開演。大人数のメンバーとともに要塞のようなステージに現れるBeck。イケメンだ。おっさんには見えない。
開幕から”Devil's Haircut"のヘヴィなリフがマリンに響きます。そして2曲目にして”Loser”!マリンに響く”I'm a loser, baby. So why don't you kill me?"の合唱。はたから見たらヤバい。いつかの”Creep”バリにヤバい。てか気づいたら三大オルタナソング生で聴くの2曲目だ。後一曲、Nirvana来日はよ()
”New Pollution” ”Mixed Bizness"とBeck節全開の楽曲が投下。踊らずにはいられない。そういえば隣のお姉さん可愛かったなあ。
最新作”Colors”からもたっぷり。特に”I"m So Free”→”Dreams"は上がった。バッタ並みにはねて盛り上がりました。
DAOKOがサマソニ出演と聞いて
「絶対Beckのステージ出るじゃんね」
と思ってたらやっぱり出てきた。”Up All Night”はアルバム屈指のキラーポップチューンだったので、もう大盛り上がり。DAOKOのコラボはおそらくここでしか見られなかったでしょうね…
Beckの中でも特にかっこいいリフが繰り広げられる”E-Pro”で本編終了。
アンコールはもちろん”Where It's At”。メンバー紹介とともに”Miss You”や”Blue Monday”といった曲をセッション。去年のFoo Fightersみたいだ。
てか後ろの金髪のタンバリンガールが、幼さの抜けたクロエちゃんみたいで可愛かった。
”Where It's At”終了とともに打ち上げられる花火!初めて見ました。
今回見たライブでエンターテインメント性がぴか一だったのは紛れもなくBeck。最高の〆でした。
そんなこんなで僕の旅行は終わりです。
お読みいただきありがとうございます!!
サマソニ来年は新年号一発目にして20年目!!!
なんと3日間!!!
金もつんか!?!?!?
何となくMuseは出る予感してます。
では皆さん、また来年の夏!
(文:tora)
toraの日記② SUMMER SONIC 2018 Tokyo DAY 1
ドモドモ!toraです。
前回の日記の続き。今回はSUMMER SONICです。
ちなみに3日目何してたかというとディスクユニオンめっちゃ行ってました。
買ったCDをちょっとご紹介。
Cold War Kidsの3rdが買えた…嬉しみ…
4日目 8/18 SUMMER SONIC 2018 Tokyo DAY 1
大半の人は東京初日もしくは大阪2日目に行ったらしたのではないでしょうか?トリの被り方がものすごかったですよね…
Dream Wife
先ずはマウンテンステージトップバッターのDream Wife!イギリスはブライトン出身、Royal Bloodと一緒ですね。
ガーリーでブリティッシュな衣装を身にまとった弦楽器隊のアリス(ギター)とベラ(ベース)、そしてなぜか大阪のヤンキー感が凄い出で立ちのラケル(ボーカル)がカツアゲされそうなドラムボーイを引き連れステージに。
よく見るとヤクルトスワローズのユニフォームを身に着けているラケル…
ここ千葉だぜ???
狙ってるのか押し付けの知識なのか…
軽快なインディーガレージロックがマウンテンに響きます。ラップともまた違ったラケルの歌は妙に病みつきになりますね。
MCではカンペ見ながら日本語。途中、場内に響く日本語…通訳さんが仲介してくれてましたw
代表曲の”Somebody"はLGBTをテーマにしているとのこと。ステージの真ん中で”I am not my body. I'm somebody.(私は私の体じゃない。私は他の誰か。)"と訴えかけるように歌うラケルの姿はたくましく、かっこよかった。
”F.F.U.”で”Bitch!”と叫びまくるパンク精神もかっこいいw
素晴らしいパフォーマンスでした。日本めっちゃ満喫しているそうでw また来てね。
Pale Waves
規格外でした。マンチェスター出身のこのバンドに向けられた期待というのが相当であったのが開演前からひしひしと伝わってきました。12:30のマウンテンステージは超満員。
The Cureのようなメイクをしたヘザー(ギターボーカル)とシアラ(ドラム)、なんかCommunionsにでもいそうなイケメン、ヒューゴ(ギター)とチャーリー(ベース)がステージへ。一曲目は”Television Romance"!いきなり代表曲投入でテンション上がりまくりです。
そのサウンドは同じレーベルの先輩The 1975のような80年代の雰囲気を醸しつつもモダンなインディーロック。不思議とヘザーの挙動もThe 1975のマシューみたいに見えてくる…
ですが彼らとは違い、"My Obsession"や"The Tide"といった曲でかき鳴らされるギターからはドリームポップやシューゲイザーのようなエッセンスを感じられました。
ラストは"There’s A Honey"。アルバム前にして、圧巻のパフォーマンスでしたね。伝説前夜を目撃したような優越感に浸れましたw きっと先輩のThe 1975のようになる日は遠くないのでは…
The Bloody Beetroots
最初はnever young beach見ようと思ってたんですが、
「メッセ出るのめんどい」
となり、The Bloody Beetrootsを。
ヘヴィなロックサウンドを基調にしたEDM。開幕の”My Name Is Thunder”から言葉通りノンストップ。ギター弾いたり、ピアノ弾いたり、跳ねたり、暴れまくり。歌声がAC/DCのブライアンジョンソンっぽい?
照明がめっちゃ光りまくっていたのと、ちょっと疲れていたので途中すげえ眠かったw オカンが昔「メタル聴き続けると眠くなる」といっていたのが分かりますw
EDMとは言えやっていることはロックと変わりありません。ヘヴィでかっこいい。音楽のジャンルの垣根が一つ壊されたことが証明されましたね。
サマソニ初日に唯一見た邦ロックバンド。邦楽ロックのノリが少し苦手なので後ろでのんびり。
行く前に数曲聴いていったんですが生で聴いてもやっぱりどこかダサい。でもいいダサさ(??) 非常に日本的なんだけど、不思議と嫌じゃない。凄いロック。ダサいとカッコいいが共存できるなんて先ず無いし、これは絶対洋楽ロックでは味わえない。
暴れまくるステージパフォーマンスもよい。なんか前のウェイがぎゃはぎゃは笑ってたけど、あれぐらいやった方が見てるこっちも楽しい。上がる。
急にぶち込まれるThe Jesus And Mary Chainみたいなキッツいファズも印象的でした。
The Charlatans少し見て休憩してから、BFMVでメタル成分補給。
新譜がなんか残念な感じと聞き、あまり聴かずに行ったんですが何のその。過去のメタル全開の曲に負けずかっこよかった。そこで奏でられていたのはBFMVのメタルそのもの。
思えば、彼らを知ったのは2年前のサマソニでした。何気なく見たソニックステージでの彼ら。あまりメタル聴かないのに心奪われてしまいました。
2年前よりも大きなマウンテンでの彼らはあの時と変わらずカッコよかった。"Scream Aim Fire"も"Tears Don't Fall"もいつの間にかサビで歌ってた。気づいたら、新曲の"Don't Need You"や"Over It"も。彼らの曲は、Iron Maidenなどの古典的なHR/HMを彷彿とさせる。だからきっと拒否反応なく受け入れられたし、かっこいいんだと思う。相変わらずマットはイケメンだ。
もう十分レジェンドだ。素晴らしいメタルロックをありがとう。
Tame Impala
この日の目当て。いったい何の来日なのかよくわかんないけど来てくれたTame Impala!そのモダンでサイケなライブパフォーマンスを一度目にしたかったのでワクワク。
ところが開演20分前。ガラガラ…これお隣マウンテンのQOTSA見れる?と思い言ってみたら2曲だけ聴いた。”The Way You Used To Do"、単独と合わせて二回も聴いちゃったぜぇ。と思って戻ろうとしたら単独でやらなかった”Millionaire”のドラムが!!泣く泣くソニックへ…
ぎりぎりに戻ってもまだスカスカ…これもうちょい聴いていくべきだったかな…と思うくらいw
そんな邪な考えをよそにスタート。なんかウルトラマン第一話でウルトラマンがやってきた球体みたいなのがステージ上でうごめきます。(分かる人にだけ伝わればおk)
なんだか自室からフラッと出てきたような出で立ちのケヴィンパーカーと、髪の長さが大体一緒なバンドメンバーが登場。
「へろぉぅ~。うぃーあーてーむいんぱ~ら。」
となんか気の抜けた感じのあいさつから”Nungs”でスタート。
そしていきなり”Let It Happen”!2発目にしてボルテージマックス。もう終わってしまうのでは?というくらいの盛り上がりっぷり。2曲目にして紙吹雪ぶちかますとか最初からクライマックスじゃん。ケヴィンパーカーはイマジンなの?(分かる人にだけ(ry)
3rd"Currents"からたくさんやってくれました。
ヤバい。
モダンサイケダンスフロアや。
バックの先日のMBVバリにサイケな映像もキケンだ。
”The Less I Know The Better”のあのベースライン。変な声出た。音源聴いても、生で聴いてもかっこいい。
レーザー光線とスモークと虹色のライト、そこに浮かび上がるメンバーのシルエット。その姿だけでもかっこよかった。
個人的に、”Mind Mischief” ”Elephant”のコンビネーションはヤバかった。やっぱり変な声出る。あのギターサウンドはどうやったら出るんだろうか、新しいんだけどちょっと古い。今Creamがいたらあんな風なファズが響いているんだろうな。ブルージーなギターがサイケなシンセと絡まりあう。釘付け。
「ここにいるのは新しいファンの人がほとんどっぽいねw」なんて言って始まった今回唯一1st”Innerspeaker”からの曲”Alter Ego”。まるで宇宙船で高速の旅をしているかのような不思議な感覚に…
今回特にヤバかったのは”Apocalypse Dreams”。ここまでか!というほど引っ張る引っ張る。終わりと見せかけて、さらにリプライス。気づくと「うわああやべええ」といってた。この瞬間完全にTame Impalaのおぞましいサイケ万華鏡に飲み込まれてしまいました…
そして大好き”Feels Like We Only Go Backwards”。歌った。もうモダンサイケアンセム。そこに広がる恍惚なTame Impalaワールド。最高。たぶん横のお姉さん引いてた。すんませんでした。
ここでも紙吹雪!と思ったらラストの”New Person, Same Old Mistake”でも紙吹雪!一度のライブで3回も紙吹雪ぶちまけていいのはTame Impalaだけ。
一度見てみたかったTame Impala。でもソニックステージ小さい!もっと大きなステージでまた会いたい。
(続く)
(文:tora)
toraの日記① My Bloody ValentineとQueens Of The Stone Age
ドウモ。toraです。
今年も夏の風物詩、「SUMMER SONIC」が行われましたね!
今年で三回目の参加になるんですが、今回はその前に行われたMy Bloody ValentineとQueens Of The Stone Ageの単独公演にも参加したので、かれこれ5日間の長い旅になりました…
今回はそんな僕の小旅行の感想(というかまあライブレポ的なの)をつらつらと書いていこうと思います。
1日目 8/15 My Bloody Valentine @ 豊洲PIT
当サークルのドンにしてシューゲマスターのおすしたべいこさんが魂のレポを書いてくださったのですが、一応ディープ過ぎないファン目線のレポも読んでくださいなw
delivery-sushi-records.hatenablog.com
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昼の高速バスで東京に向かっていたんですがまさかの渋滞にハマり1時間遅れて到着…
先にホテルのチェックインも済ませないといけなく(まさかの赤坂のホテル…)物販先行には間に合わなかった…
当日は会場でフォロワーのお友達と合流し、一緒に見ていました。
18:00頃に列に並んでいた時から漏れまくっていたサウンドチェック。
中に怪獣でもいるのか?と思うほどの咆哮のギター…地鳴りのようなドラム…
今回も耳栓配ってるということで終始
「こええええよおおお……死にたくねえよおおお……」
って言ってましたw
てか音楽聴きに来たのに自ら音遮断するとか謎だ…
会場入ってとりあえず物販。Isn't Anything Tシャツ買おうと思ったけど、売り切れ…ベタにLoveless Tシャツ買いました。
そしていざ会場へ。前過ぎるとほんとに死ぬんじゃねえか?明日QOTSA行くし、耳逝ったら困る!ということで、少しチキって後方で。
そして開演。安全の為に耳栓つけて。一曲目は”I Only Said”。
なんか耳栓つけてる時といつものライブと変わんないのでは?と思い、耳栓越しでも爆音ぶりを痛感。
2曲目の”When You Sleep”で、興味本位で耳栓を取る……
………
結構いける?
そして耳に直接流れ込んでくるあのポップなフレーズ…
なんだこれは!!!
すごい。こんなの初めてだ。かれこれ何度かコンサートというものにはいったことがあるが、こんなに音、特にギターが津波のように襲い掛かってくるライブは人生初めてだった。なのにそれでいて心地よい…
2月にRideのライブにも行ったが、彼らとは全然違った。Rideが”Drive Blind”で見せたノイズピットを終始浴びている感じだった。
リズム隊もすごい。ギターに負けずすごくパワフル。振動がはっきりと伝わってきて、ソフトに腹パンされているみたいだw
見ている位置的にはっきりとメンバーは見えなかった(コルムはちらちら見えた。なんかだんだん北欧のデスメタルバンドのドラマーに見えてきた…)けど、ステージ全体ははっきり。あの暴力的なのにポップで美しいサウンドとともに流れるミニマルな謎の映像…そしてチカチカステージ上で光る閃光弾みたいなライト。これがチームラボか(違う)。お隣ではチームラボの展示がやっていましたw 耳と目と全身でMy Bloody Valentineワールドを感じました。これは絶対にレコード音源では味わえない。そういう意味で彼らはライブバンドなんですね。
轟音のせいなのか、自分の知識があまりないからか、個々の曲をはっきり認識できなかった(MBVとなるとLovelessばかり聴いていたのも原因かも…)けど、今回とても印象的だったのは”Cigarette In Your Bed”。まさかアコギまで歪ますとは…カートコバーンも似たようなことしてたけど、その比じゃねえ…でも美しい。こんなことできるのはケヴィンシールズだけや…
おなじみスタタタブンワあああ(イントロで少し吹いてしまった…)とか”To Here Knows When”(ほかの曲より多少小さく聞こえた)など、大名盤の曲を聴けて感動…かれこれ高校2年くらいから聴き続けていたので、やはり体になじんだ曲を目の前で聴けるのはいつでも最高ですね。
Isn't Anythingやその頃のEPの曲は、音源で聴くとやはりLovelessの曲と比べてなんか…と思ってしまっていましたが、ライブでは一気に暴力的でかっこよくなり、感動。結局この人たちってポストパンクとかニューウェーブパンクあたり出身なんだなと感じました。思ってた以上にロックバンドしていました。
新曲も2曲。特に一曲目の新曲はグランジmeetsシューゲといった感じでかなり新鮮でした。
ラスト4曲は圧巻。”Soon”で豊洲PITが一気にダンスフロアに。紛れもなく名曲であり、ハイライトの一つ。”Wonder 2”ではメンバー全員が弦楽器を持ちステージに。ドラムマシンすらうるせえw ”Feed Me With Your Kiss”と”You Made Me Realize”。強靭なリフがものすごい轟音で襲い掛かります。もうエクスタシー…普通のロックバンドと同じ感じで楽しんでました。YMMRのおなじみノイズピットでさらに音量が上がる…9分間徹底的に耳をしごかれ続けても、まったく苦痛ではなく、むしろ気持ちいい。まさに轟音のSMプレイでした。MBVは女王様。
wonder 2 - m b v - my bloody valentine
若干風邪気味だったので鼻をすすろうとしても耳が大変なことになっていたので、すすれずしんどかった…それぐらいの轟音を2時間近く浴びまくった。こんな音楽体験そうそうできない。チケットの値以上の最高の光景でした。
2日目 8/16 Queens Of The Stone Age @ 新木場 STUDIO COAST
今回のサマソニ1日目。ノエルとQOTSAとTame Impalaと時雨がかぶっている…
どのバンドも見たいのに、見られるのはひとつだけ。そんな中発表されたQOTSAの単独はまさに救いでした。
16:30。物販先行になんとか間に合い、日付のプリントされたTシャツをゲット。
17:30。会場に来る前に秋葉原でお買い物していた荷物がヤバかった。
会場内に入ると照明が全部赤。まさに狂気のライブが始まろうとしているんだなとワクワク。そしてステージ上に生えまくる謎のライトセーバー…
意外と女性(しかも美人!)が多くて目にも優しいw
結構セットリストがころころ変わるスタイルのバンドなのでどんな曲やるのかワクワク。
そしてスタート。入場SEが”Singin' In The Rain”ていうのがいいねw
一曲目は”If I Had A Tail"!開幕から不気味なリフで始まるこの曲で開幕するのは少し意外でしたが、かなりの盛り上がりっぷり。
”Monsters In Your Parasol” ”My God Is The Sun”と開幕からQOTSA節決まりまくりなヘヴィソングが!まさに音の重戦車、暴れまくりであります。
大ヒットした新譜”Villans”からもいくつか。特に”The Way You Used To Do”!この曲でハマったといてっも過言ではない曲で、最高にダンサブル。踊りまくった…
代表曲”No One Knows”も。印象的なあのリフの合唱も最高でした。ドラムソロも最高。そしてその間、横でタバコ吸ってるほかのメンバー…
地面から生えまくる謎のライトセーバーも光りまくりな照明演出も相まってめっちゃかっこいい…
個人的なハイライトは中盤。”In The Fade” ”Smooth Sailing” ”I Sat By The Ocean”は当日「聴けたらいいなぁ」と思っていた3曲なので、それを連続で演奏していた時はもう死ぬかと思いました…
”Make It Wit Chu”や”Villans Of Circumstance”といった渋みを効かせた曲はダンディでかっこいい…特に”Make It Wit Chu”でタバコを吹かしながらギターを弾くジョシュはカッコよさの極みだった…
ラストは強靭なリフを畳みかけまくる!”Little Sister” ”Go With The Flow"とライブで定番のヘヴィソングに加え、”Sick Sick Sick”!もう大所帯であります。
アンコールは”A Song For The Dead”。絡み合うギターにヘヴィで重いリズム隊。完全に死亡しました。全身の穴という穴からアドレナリン出まくりのライブ…首振りまくって、めっちゃ肩痛かった…
思えば1年前にフジに来ていた時は、全く興味のなかったQueens Of The Stone Age。1年でここまで熱くなれるとは思っていませんでした。かっこいい。ジョシュでかい。
個人的にはThe Dead Weatherでも活躍しているDean Fertitaが目の前で見られたのが何より感動。ギター弾きながらこっちに向かって笑いかけたり、ウインクしたり…
可愛い。しゅき。
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ただ残念だったのが"You Think I Ain't Worth a Dollar, But I Feel Like a Millionaire"と”Burn The Witch”をやらなかったところ!”Millionaire”は定番ソングで大好きな曲だったし、”Burn The Witch”はDeanのギターソロもあるのでぜひ見たかった…(サマソニではなんと両曲ともやったそうです…)
それでも最高でした。踊った。暴れた。叫んだ。まさに狂乱のライブだった。ロックの雲行きが怪しい中、最高にヘヴィでダンサブルなロックを見せつけてくれたQOTSAに乾杯。
思えば、My Bloody ValentineとQueens Of The Stone Age、この2つのバンドはどう考えても、あまり似つかないバンドですね。MBVが音を感じるライブなら、QOTSAは音と暴れるライブでした。たった2日でこんなトップクラスのバンドを見られるなんて…
(続く)
(文:tora)