toraの日記② SUMMER SONIC 2018 Tokyo DAY 1
ドモドモ!toraです。
前回の日記の続き。今回はSUMMER SONICです。
ちなみに3日目何してたかというとディスクユニオンめっちゃ行ってました。
買ったCDをちょっとご紹介。
Cold War Kidsの3rdが買えた…嬉しみ…
4日目 8/18 SUMMER SONIC 2018 Tokyo DAY 1
大半の人は東京初日もしくは大阪2日目に行ったらしたのではないでしょうか?トリの被り方がものすごかったですよね…
Dream Wife
先ずはマウンテンステージトップバッターのDream Wife!イギリスはブライトン出身、Royal Bloodと一緒ですね。
ガーリーでブリティッシュな衣装を身にまとった弦楽器隊のアリス(ギター)とベラ(ベース)、そしてなぜか大阪のヤンキー感が凄い出で立ちのラケル(ボーカル)がカツアゲされそうなドラムボーイを引き連れステージに。
よく見るとヤクルトスワローズのユニフォームを身に着けているラケル…
ここ千葉だぜ???
狙ってるのか押し付けの知識なのか…
軽快なインディーガレージロックがマウンテンに響きます。ラップともまた違ったラケルの歌は妙に病みつきになりますね。
MCではカンペ見ながら日本語。途中、場内に響く日本語…通訳さんが仲介してくれてましたw
代表曲の”Somebody"はLGBTをテーマにしているとのこと。ステージの真ん中で”I am not my body. I'm somebody.(私は私の体じゃない。私は他の誰か。)"と訴えかけるように歌うラケルの姿はたくましく、かっこよかった。
”F.F.U.”で”Bitch!”と叫びまくるパンク精神もかっこいいw
素晴らしいパフォーマンスでした。日本めっちゃ満喫しているそうでw また来てね。
Pale Waves
規格外でした。マンチェスター出身のこのバンドに向けられた期待というのが相当であったのが開演前からひしひしと伝わってきました。12:30のマウンテンステージは超満員。
The Cureのようなメイクをしたヘザー(ギターボーカル)とシアラ(ドラム)、なんかCommunionsにでもいそうなイケメン、ヒューゴ(ギター)とチャーリー(ベース)がステージへ。一曲目は”Television Romance"!いきなり代表曲投入でテンション上がりまくりです。
そのサウンドは同じレーベルの先輩The 1975のような80年代の雰囲気を醸しつつもモダンなインディーロック。不思議とヘザーの挙動もThe 1975のマシューみたいに見えてくる…
ですが彼らとは違い、"My Obsession"や"The Tide"といった曲でかき鳴らされるギターからはドリームポップやシューゲイザーのようなエッセンスを感じられました。
ラストは"There’s A Honey"。アルバム前にして、圧巻のパフォーマンスでしたね。伝説前夜を目撃したような優越感に浸れましたw きっと先輩のThe 1975のようになる日は遠くないのでは…
The Bloody Beetroots
最初はnever young beach見ようと思ってたんですが、
「メッセ出るのめんどい」
となり、The Bloody Beetrootsを。
ヘヴィなロックサウンドを基調にしたEDM。開幕の”My Name Is Thunder”から言葉通りノンストップ。ギター弾いたり、ピアノ弾いたり、跳ねたり、暴れまくり。歌声がAC/DCのブライアンジョンソンっぽい?
照明がめっちゃ光りまくっていたのと、ちょっと疲れていたので途中すげえ眠かったw オカンが昔「メタル聴き続けると眠くなる」といっていたのが分かりますw
EDMとは言えやっていることはロックと変わりありません。ヘヴィでかっこいい。音楽のジャンルの垣根が一つ壊されたことが証明されましたね。
サマソニ初日に唯一見た邦ロックバンド。邦楽ロックのノリが少し苦手なので後ろでのんびり。
行く前に数曲聴いていったんですが生で聴いてもやっぱりどこかダサい。でもいいダサさ(??) 非常に日本的なんだけど、不思議と嫌じゃない。凄いロック。ダサいとカッコいいが共存できるなんて先ず無いし、これは絶対洋楽ロックでは味わえない。
暴れまくるステージパフォーマンスもよい。なんか前のウェイがぎゃはぎゃは笑ってたけど、あれぐらいやった方が見てるこっちも楽しい。上がる。
急にぶち込まれるThe Jesus And Mary Chainみたいなキッツいファズも印象的でした。
The Charlatans少し見て休憩してから、BFMVでメタル成分補給。
新譜がなんか残念な感じと聞き、あまり聴かずに行ったんですが何のその。過去のメタル全開の曲に負けずかっこよかった。そこで奏でられていたのはBFMVのメタルそのもの。
思えば、彼らを知ったのは2年前のサマソニでした。何気なく見たソニックステージでの彼ら。あまりメタル聴かないのに心奪われてしまいました。
2年前よりも大きなマウンテンでの彼らはあの時と変わらずカッコよかった。"Scream Aim Fire"も"Tears Don't Fall"もいつの間にかサビで歌ってた。気づいたら、新曲の"Don't Need You"や"Over It"も。彼らの曲は、Iron Maidenなどの古典的なHR/HMを彷彿とさせる。だからきっと拒否反応なく受け入れられたし、かっこいいんだと思う。相変わらずマットはイケメンだ。
もう十分レジェンドだ。素晴らしいメタルロックをありがとう。
Tame Impala
この日の目当て。いったい何の来日なのかよくわかんないけど来てくれたTame Impala!そのモダンでサイケなライブパフォーマンスを一度目にしたかったのでワクワク。
ところが開演20分前。ガラガラ…これお隣マウンテンのQOTSA見れる?と思い言ってみたら2曲だけ聴いた。”The Way You Used To Do"、単独と合わせて二回も聴いちゃったぜぇ。と思って戻ろうとしたら単独でやらなかった”Millionaire”のドラムが!!泣く泣くソニックへ…
ぎりぎりに戻ってもまだスカスカ…これもうちょい聴いていくべきだったかな…と思うくらいw
そんな邪な考えをよそにスタート。なんかウルトラマン第一話でウルトラマンがやってきた球体みたいなのがステージ上でうごめきます。(分かる人にだけ伝わればおk)
なんだか自室からフラッと出てきたような出で立ちのケヴィンパーカーと、髪の長さが大体一緒なバンドメンバーが登場。
「へろぉぅ~。うぃーあーてーむいんぱ~ら。」
となんか気の抜けた感じのあいさつから”Nungs”でスタート。
そしていきなり”Let It Happen”!2発目にしてボルテージマックス。もう終わってしまうのでは?というくらいの盛り上がりっぷり。2曲目にして紙吹雪ぶちかますとか最初からクライマックスじゃん。ケヴィンパーカーはイマジンなの?(分かる人にだけ(ry)
3rd"Currents"からたくさんやってくれました。
ヤバい。
モダンサイケダンスフロアや。
バックの先日のMBVバリにサイケな映像もキケンだ。
”The Less I Know The Better”のあのベースライン。変な声出た。音源聴いても、生で聴いてもかっこいい。
レーザー光線とスモークと虹色のライト、そこに浮かび上がるメンバーのシルエット。その姿だけでもかっこよかった。
個人的に、”Mind Mischief” ”Elephant”のコンビネーションはヤバかった。やっぱり変な声出る。あのギターサウンドはどうやったら出るんだろうか、新しいんだけどちょっと古い。今Creamがいたらあんな風なファズが響いているんだろうな。ブルージーなギターがサイケなシンセと絡まりあう。釘付け。
「ここにいるのは新しいファンの人がほとんどっぽいねw」なんて言って始まった今回唯一1st”Innerspeaker”からの曲”Alter Ego”。まるで宇宙船で高速の旅をしているかのような不思議な感覚に…
今回特にヤバかったのは”Apocalypse Dreams”。ここまでか!というほど引っ張る引っ張る。終わりと見せかけて、さらにリプライス。気づくと「うわああやべええ」といってた。この瞬間完全にTame Impalaのおぞましいサイケ万華鏡に飲み込まれてしまいました…
そして大好き”Feels Like We Only Go Backwards”。歌った。もうモダンサイケアンセム。そこに広がる恍惚なTame Impalaワールド。最高。たぶん横のお姉さん引いてた。すんませんでした。
ここでも紙吹雪!と思ったらラストの”New Person, Same Old Mistake”でも紙吹雪!一度のライブで3回も紙吹雪ぶちまけていいのはTame Impalaだけ。
一度見てみたかったTame Impala。でもソニックステージ小さい!もっと大きなステージでまた会いたい。
(続く)
(文:tora)