出前寿司Records

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Pale Waves 「My Mind Makes Noises」全和訳(前編)

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 先日リリースされたPale Wavesの「My Mind Makes Noises」について、自分はすぐにレビュー記事を書かせてもらった。(以下がその記事である。)

 

delivery-sushi-records.hatenablog.com

 記事では歌詞の考察も含めて多くのことを書いた。曲の良さはもちろん、非常にこのアルバムはすべてにおいて歌詞が素晴らしい。

 そこで、この音楽サイト、出前寿司Recordsの記事としては異色ながら、「My Mind Makes Noises」の全曲の和訳を書かせてもらおうと思う。改めてこの記事から彼らのデビューアルバムの良さがより分かったと言ってもらえれば幸いである。

 

(なお、自分はお世辞にも英語ができる人間ではないので、誤訳が多いところは多めに見てほしい。申し訳ない。また、元の英歌詞は以下のサイトと自分の耳を頼りにしている)

 

(↓歌詞参考サイト↓)

https://www.azlyrics.com/p/palewaves.html

 

 

 それでは、いってみよう。

 

 

#1「Eighteen」

この街はあたしを落ち込ませる

でも、貴方はあたしが望むすべてでいようとしてくれている

あたしたちは隅っこに座ってキスをしあう

やっと「色」というものを見たような、そんなことを感じるの

 

(※)

貴方に出逢った時、あたしは18だった

あたしの心を溢れさせて、あたしの全部の真実を切り裂いた

やっと「感じる」ってことが初めてできたように感じたの

貴方に出逢った時にね

 

皆、あたしたちを通り過ぎていく

(あたしたちは)何度も何度も同じ話をしてる

一晩中あなたの横にいれたらいいな

愛しい貴方。ただのあたしと貴方でいいのよ

 

(※)リピート

(※)リピート

 

 

#2「There's A Honey

君が望むなら、僕の心にいていいんだよ

僕が泥酔してるときが君は嫌いなんだって知ってる

でも、簡単じゃないんだ

感じたいんだよ。何かが一度目と違うってことを

 

僕の愛が君を壊して、壊していく

やめられないんだよ

だって君を、君を感じてるんだから

ああ、ハニー。お願いだから僕から離れるなんて言わないで

ハニー、お願いだから僕から離れるなんて言わないで

 

(※)

君に僕の体をあげるよ

でも自分でも君が僕を欲しいかってことは不確かなんだ

自分でも君が僕を欲しいかってことが分からないんだ

 

ああ、そして君は大丈夫じゃないんだね

だって僕がきみの夜を台無しにしちゃったんだもの

えっと、ハニー。これが僕の得意技さ

君は今、見当たらない

だって僕が君の心をぶち壊しちゃったんだもんな

えっと、ハニー。君は僕がそうしたって知ったんだよね

 

(※)リピート

 

そして僕が「悪いな」と思ってた誰かさんがいる

君は、僕が君のその心を僕だけのものにしたがってる、ってことがわかってるよね

悪いなと思ってた誰かさんがいるんだ

僕は目をそらせないよ

君は、僕が君のその顔に首ったけ、ってことを知ってるよね

 

(※)リピート

 

 

#3「Noises」

あたしの心がざわめきすぎてる

ゆっくりと自分自身が失われていくのを感じるわ

あいにく、あたしは助けを必要としてるみたい

 

どうしてあたしは自分の体をこんなにじっくり見つめてるのかしら

夜、落ちちゃって床にはいつくばってる

分かってるの。それはよくない、でも貴方はあたしを今度は治せないってこと

 

(※)

あたしが貴方を見つめてる時、貴方にはなにが見えてるの?

最近自分の気持ちが抑えきれないのよ

興奮してるの

悲しいの

貴方、あたしは「感情」というものを手に入れたの

 

ヘザー、あなたは馬鹿よ(注)

またあなたはやりすぎちゃったのよ

あなたの愛した顔がゆっくりとあきらめた感じになっていってる

あなたはなにがしたいのよ

 

(※)リピート

 

あたしはまだ同じまま?

でも貴方はそれを認めるのがイヤって・・・

「年が過ぎて、それでなんにも変わってないように思える」って、

それがあたしなの?

教えてよあたしがなれるようなあたしを

あたしは自分を見つめなおして、自分の何が嫌いなのかわかるわ

幻(の自分)を演じて、貴方の頭を溶かすの

 

(※)リピート

ねぇ教えてよ

(※)リピート

あたしを見てよ・・・

 

(注)おそらくこの主人公はヘザー自身であり、頭の中の冷めた部分がヘザー自身に語り掛けていると思われる

 

 

#4「Come In Close」

貴方に初めて出逢ったまさにその時から知ってるわ

貴方はすべきことの為に部屋で泣くことが好きだって

貴方の手があたしの体に触れて、あたしたちが始まったことを教えてくれるわ

分かるのは貴方に行ってほしくないってことだけ

なにかが頭のなかで引っかかる

それはいつもあたしに告げるの。今夜、貴方と恋に溺れてはいけないって

 

(※1)

ねぇ、もしもあたしが貴方にキスしたくて近づいたとしたら

貴方は「ノー」って言う?

本当に貴方が欲しいのはあたしなの?あたしなの?

本当に貴方が欲しいのはあたしなの?あたしなの?

 

誰も知らないわ。貴方とあたしのこと

どんな風にあたしたちがテレビをみてるのか

時々キスするってことも

貴方が部屋にいるときはいつだって、あたしは何にも、何にも見えてないの

貴方以外は

 

(※1)リピート

 

(※2)

ただの友達でいたくないわ。でもこれは(いつか)終わってしまうって分かってるのに

 

(※1)リピート

(※2)リピート

 

 

#5「Loveless Girl」

(※1)

Oh, Loveless

Oh, Loveless

Oh Loveless girl

 

少しの間見なかったけど、なんだかずいぶん年を取ったように見えるわね

貴方の髪が抜けちゃうときはあまりに完璧だったものけど、それが私には不思議だわ

会わない間のここ数年、貴方はどうしてた?

テレビは進歩したものに変えた?

あたしが時々気に取られるのが、貴方はずっと好きになれなかったわね

(これから)あたしは「貴方は大丈夫だな」ってふりをして、二人でぎこちなく笑いあって、お互いの家族の話をするのね

 

(※2)

Loveless Girl」。それは貴方はあたしをよくそう呼んだものよね

結局あたしはそのままでいるわ

もしも貴方が心変わりしてたなら、今のあたしは変わってたかしら

Loveless Girl」

 

(※1)リピート

 

貴方があたしを見るときの感じ、全然変わってないわね

でもあたしは貴方が望むようには決してならなかった

貴方はいつも、あたしは冷たいって言ったわね。でもあなたといるときだけだったわよ

 

(※2)

 

最近、貴方が戻ってくるんじゃないかって思ってたの

(なのに)あなたは全然「意外」って感じが無くって、あたしがそれが嫌だわ

あたしは本当に変わったのよ。あたしが同じようには感じてないってわかるでしょ

もうあたしたちはこれ以上無理って思ったわ

 

(※2)リピート

 

(※1)リピート

 

 

#6「Drive」

僕は23で、まだ同じ「もしも・・・」を感じてる

これは君についてじゃない。僕についてだ

僕は僕のやりかたをどうにもできない

誰も分かってないみたいだ

僕は大丈夫じゃない。でもそれはいいんだ。本当に

僕は大概の時間で一人でいたい

他の誰でもなく自分自身に話しかける

それが僕の好きなやり方

好きなやり方だよ

 

(※)

それが頭の中で奴らが言ってた事の全部か?

僕は良すぎるなんてことは感じてない

なんだか誤解されたように感じる

それが頭の中で奴らが言ってた事の全部か?

良すぎるなんてことは感じてない

できるなら泣きたいよ

 

ぶっ飛ばしてドライブする。(そして、)僕は「何か」を感じるんだ

僕は自分の人生をぶち壊した。ただなんでもないものの為に

僕は何もかもすべてと共に、恋に溺れ、そして心が離れていった

本当に僕はいったいなにをやってるんだろう

 

(※)リピート

 

ぶっ飛ばしてドライブする。(そして、)僕は「何か」を感じるんだ

ぶっ飛ばしてドライブする。(そして、)僕は「何か」を感じるんだ

 

(※)リピート

  

ぶっ飛ばしてドライブする。(そして、)僕は「何か」を感じるんだ

ぶっ飛ばしてドライブする。(そして、)僕は「何か」を感じるんだ・・・

 

 

#7「When Did I Lose It All」

そのすべてを失ってしまったのはいつだっただろう

瞳の端に貴方がいたのが見えた

あたしたちが交わって堕ちていったのはいつだっただろう

それはいつだって貴方だった。貴方だった

一緒に愛し合って年老いていくんだって思ってた

あたしたちはお互いを最高まで高めていったわね

貴方はあたしを信じさせてくれたわ。あたしたちなら、なんだって、なんだってできるんだって

 

(※)

これから、これから、貴方を放してあげるわ

貴方と結ばれたいの。でも今じゃないの。今じゃないの・・・

 

首の下にキスして、あたしたちの瞬間

直前であたしは、貴方がどんな風に味わって、どんな風に感じるのか忘れちゃったわ

あたしたちが死んじゃってるみたいに触って

はじめての時みたいに触って

あたしは決して横にならずに、あたしたちの為にって必死になって試したわ

あたしたちの為にって必死になって・・・

 

(※)リピート

 

あらゆるものの中で一番悲しいことをあたしは知ってる

貴方があたしの肌の下でしなびて、そしてあたしがイかないこと

貴方があたしにサヨナラを告げたときに、あたしの中の一部が死んでしまって、あなたをあの夜に置き去りにしてしまったのよ

貴方があたしにサヨナラを告げたときに、あたしの中の一部が死んでしまって、あなたをあの夜に置き去りにしてしまったのよ

あたしたちはそれがまさに最初の時だったって認めたわよね(注)

 

(※)リピート

(※)リピート

 

 

(注)ここでの「最初の時」というのは、2人の関係が冷めていく、終わっていくことの「最初」ということではないかと思う。

 

 

 

 

後半へ続く。

 

 

(文・和訳:ジュン)