(今更ですが)2017年の新譜top4早く言いたい。
お久しぶりです。toraです。
前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました…
当サークルのサイト移動もありますが、僕自身、最後に書いた記事のほとんどが大学の夏休みの時だったので、夏休みが終わって、授業やらバイトやらアニメ見なきゃ(使命感)やらで全く手付かずでした…
20日から2ヶ月半の春休み。基本的にやることが無い!(車校行こうかとは思ってますが)
極力頑張って色々書こうとは思っている所存です…
で、記念すべき復活(?)後1発目は今更ですが昨年のアルバムで気に入ったのを紹介しようかなと思います。
僕のTwitterやらInstagramやら見ていただいてる方はご存知かと思いますが、中古の旧譜ばっかり買う人間なので言うて新譜を聴いてない傾向がでかいですw
なので今回は少なめに四枚選びました。
ざっとこんな感じ。
行くでぃ!
1.Colors/Beck
Beckを聴き出した、集めだしたのは昨年の秋くらいからですが、存在を知ったのは中3辺りだった気がします。
当時の僕は「Nirvanaこそが全て、Kurt Cobainは神」とかいうくらいのNirvana信者かつ、Radioheadをかじり始め、「Creepは俺のことを歌ってるんだ…!」と清々しい勘違いをしていたかなり痛いクズでした。地球と契約して英霊になって聖杯戦争に参加して当時の自分を殺したい。
そんな中「三大90年代オルタナソング」なるものの中にSmells Like Teen SpiritとCreepと並んで、BeckのLoserが並んでるのを見つけたわけです。
絶対ハマるやんこんなラインナップなら!と聴いてみたら「なんじゃこのブルースなんだかラップなんだかカントリーなんだかよくわからん曲は。いまいち盛り上がらんし。」と、とにかくディストーションのかかりまくったギター以外は興味なかった当時の哀れな僕はなんとなくそういう人なんやと距離を置いていたわけです。
それから時が経ち、当時の僕よりもたくさんの音楽に触れるようになり、来日の決まっていたBeckに再び興味が出ていた矢先、バンドサークルの子に「BeckのDreamsやらない?」と尋ねられたわけです。
これがはまり、Beckのアルバムをちょくちょくと集め始めました。ちなみにColors以前のアルバムで気に入ってるのはMutationsです。
このBeckという人の印象は曲がとにかくごっちゃごちゃで、ぶっちゃけよくわからん…オルタナだったりブルースカントリーだったりヒップホップだったりクラシカルだったり、先のMutationsのTropicaliaなんかアフリカンなテイスト…それが別々の曲にある、と言うかそのへんのが色々1つの曲に混在していて、そういう曲が何曲もアルバムに入ってる…なんじゃこりゃ。Odelayなんかもう…
それと比べるとColorsは統一感があり非常にすんなり聴けます。最高にポップでロック。Sea Changeなんかも統一感のあるアルバムでしたが、あれはまあアコースティック色が強かったので。でも、Colorsは明るいアガれるタイプの曲で整っている。Beckってこんな感じだっけ?と耳を疑うレベルでした。
今までのBeckのごちゃまぜ感はある意味いろんな色が混ざったような感じ、言ってしまえば色のカオスのような。でもこのColorsはまさにカラフル。ここまで雰囲気がポップになってもBeckとして受け入れられたのは、彼の曲が元々持っていたポップさ故なんでしょうね。そのポップさを鮮やかに仕上げた感じ。10曲という短さながらどっぷり味わえる1枚でした。
2.How Did We Get So Dark?/Royal Blood
このバンドというかこのデュオを入れずには僕の2017年は語れないです。
2017年は僕にとってRoyal Bloodイヤーでした。新作はもちろん、昨年のサマソニの一番のお目当ては彼らでした。
前作に比べてメロディ感が強まった印象を受けました。迫り来るようなギターリフは、ないとは言えませんが、鳴りは潜めた感じですかね。Lights Outをはじめて聴いた時、そのシンプルさに驚いたことを覚えてます。
今作の大きなポイントはコーラスを大胆に導入している点かと思います。ライブでも、単独公演から女性コーラスが二人参加しています。ゴージャスになったなぁ…
個人的に今作での一番印象的な曲はHole In Your Heartです。
マイク、ついにキーボードを弾きだす。元々、ピアノ弾きらしく、インスタでも、ピアノを弾いてベンちゃんが歌う動画シリーズを投稿しまくってました。キーボードで始まり、サビでは、ベース、さらにヘビーなリフも飛び出す…贅沢や…かっこいい…
次作ではよりピアノを導入するのか…ピアノだけの、MuseのApocalypse Pleaseみたいな曲が出てくるのか…
Royal Bloodの中でもかなり重要なポイントの曲だと思いました。単独はよ。
3.The Search For Everything/John Mayer
ヌルッと地味ーにリリースしたからなのか、アルバムに伴う来日公演をしてないのか、そもそも、John Mayerという人が日本大好きビックカメラ大好きなのにその愛が伝わらずに日本で認知度が低いからなのか、なんか2017年の中でも存在感の薄ーいアルバムになってるような気がしてならないこの作品。はっきり申し上げると、John Mayerの中でもトップクラスの名盤だと思います。
これまでのJohn Mayerを振り返ると
・1stのRoom For Squareから4thのBattle Studiesは都会的なオサレミュージック
・5thのBorn And Raisedと6thのParadise Valleyはカントリー色が濃い
みたいな感じでした。
で、今回の7th、The Search For Everythingはどうかというとこの二つのJohn Mayerが見事に混ざっているのです。
Still Feel Like Your Manのようなシャレオツな感じのトラックもあれば…
カントリー感あるRoll It On Homeのようなトラックも。なんて贅沢。極めつけはこの曲。
最初はカントリー感があったのですが、途中でここぞとばかりに弾きまくるギターソロ!一気にカントリーな5th、Born And Raisedから都会的な3rd、Continuumに戻ってきたような錯覚を覚えます。これはマジですげえ。
全二作がカントリー色の濃いアルバムだったうえに、先行して公開されたLove On The Weekendがとても都会的な雰囲気を持っていた(ちょっとエレポップ感もあり?)ので「原点回帰!」といわれていたのを目にしましたが、むしろこれまでのJohn Mayerの「集大成」といった方が正しいように思えます。初めてのJohn Mayerにピッタリかと思いました…
(John Mayerには一発、ブルースアルバムを作っていただきたい…)
4.Three Angel Complete Album
ここに来てこれです()昨年の夏季アニメ「天使の3P!」で使用された挿入歌を収録したアルバムです。
この作品、以前のサイトで記事書かせていただいたんですが、JSがバンドやるという、ただただそれだけのアニメです。ぶっちゃけバンドリより好き。
このクオリティですよ…JS恐るべし。(3Pなのにもう一本ギターが聴こえるとか言わない)
ありがたいことに、本編でちらっと流れた一部楽曲のボカロ(cv.小倉唯)バージョンも収録。小倉唯ファンもおいしいわけです。
一話でこれを見せつけられ、「見るわ」となったわけです。いや、普通にかっこいい。
個人的に好きなのはモノクローム果樹園。なんかよくわかんねータイトルとは裏腹に、かっこいいんですねコレが。
他のアニソンとかよりも、まあバンドものアニメっていうのもありますが、リフだったり展開だったりがおお!とくるものが多いんです。
これは一聴の価値ありです。その前にぜひ本編も。
とまあ、こんな具合で〆ます。今年はArctic MonkeysやらJack Whiteやら凛として時雨やらがアルバム出すみたいですね。楽しみ。
(文:tora)