BAROQUEサブスク解禁と新曲「STAY」のお話
はじめに
どうも、アキオです。昨今なかなかいろいろな業界が大変ですよね。
自粛自粛続きで困っちゃいます。
そんな中、僕の好きなバンド「BAROQUE」に本日(2020年4月3日)いろいろ動きがありましてね。いてもたってもいられなくて書くことにしました。
BAROQUEサブスク解禁
少し前、3月23日にこんな記事を書いたんですよ。
delivery-sushi-records.hatenablog.com
この中でサブスクリプション解禁しないかなぁとか書いてたらですね…
そのすぐあと3月27日に大文字表記以降のアルバムと圭さんのソロアルバムがサブスク解禁されました!
解禁されたアルバムがこちら
大文字表記以降の圭さんのソロアルバムがこちら。
いやー…おめでとうございます!これも僕の書いた記事のおかげ…ってのは冗談でお疲れ様ですって気持ちですよ。関係各所とか色々調整とか大変だったでしょうし…。
ありがたい限りです…。
さて、BAROQUEは2人になって以降音源やアルバムコンセプトもさることながら、ジャケットやフライヤーなどフィジカルの部分にも物凄くこだわっています。
例えば「PUER ET PUELLA」で見せた鍵型USBのハイレゾ音源とか。
そういうタイプのバンドなので「サブスクリプションは何となく厳しいのかもなあ」とは思っていました。
個人的に思うにサブスクリプションとフィジカルの音源って別に対立する存在ではないと思うのですよね。
サブスクで機会と門戸を開けば、音源という実体につながり、いずれはライブという体験へとどんどんリンクしていく...なんてことも起きる世の中になりましたし。
そういうわけで自分の中では二項対立のような同一直線上にあるものではなく、寧ろパラレルであり、時には相互に繋がり補完しあうものだと考えてます。
おまけに布教しやすくなって、「BAROQUEすごいんだぜ」というのをとても伝えやすくなりましたよ。
やっぱり、
「ヴィジュアル系の中でも珍しくシューゲイザーや電子音楽的な要素も多分に盛り込まれてる音楽でね…」「ギターの圭さんのソロアルバムはギタリスト然としながらもアンビエント的でね...」
とか言葉で説明するよりは曲聴かせたほうが早いんですよね。
そういう、「体験のスピード感」「高揚感の急速冷凍のち出荷」みたいな事をBAROQUEでもできるようになったのが兎に角嬉しいです。
個人的に最近の彼らの中でおすすめの曲をいくつか貼っておくのでぜひぜひ。
説明するよりやっぱり聞いてもらったほうが早いので!
- PLANETARY SECLET
- PUER ET PUELLA
- SIN DIVISION
あと圭さんのソロアルバム「4 deus.」から、特にギターが炸裂するこれとか。
どれもめちゃめちゃいいので、聴こうね。
BAROQUE、新曲「STAY」リリース
2020年4月3日、突如こんなニュース…?が舞い込んできました。
まだ完全体ではないらしいが新曲。しかもすべてが双方の自宅のみで完結した作品。
この作曲形式自体がまさにCOVID-19が社会に与えていることは何かを如実に表しているようです。
記事でも言及がされているが、曲調のEDMが齎す多幸感と裏腹に歌詞は非常にシリアス。
大切な者を喪ってしまった悔恨が全面に押し出されており、「STAY HOME」を間接的にも呼び掛けているのでしょう。
怜と圭が画面越しに繋がり共に歌う。そしてメッセージアプリを用い双方がやり取りをしながら流れていく歌詞は、リアルな楽曲製作過程という点で生々しいですね。
さらに世界中のCOVID‐19に対する反応がバックに流れていく映像という点でも非常に生々しさを感じさせます。
昨今いろいろなアーティストがこの事態に対して様々な発言をしていますが(それも一つの表現です)、
彼らは言葉ではなく楽曲を用いて表現して見せました。
BAROQUEはどこまでもアーティスト然としているのだなと胸が熱くなったし、素直にかっこいいなと思いました。
これから完成形になるとギターとかもっといろいろ入ってくるのでしょうが、どんなアレンジになるかが楽しみです。
最後に
もともと、BAROQUEのサブスクのことだけを書く予定だったんですよ。
どう書こうかと思っていたら、最中に新曲が発表されて。
楽曲発表の際に彼らが「STAYを広めてほしい」という趣旨の事を記していました。
どうにもこうにもライブなんて開ける状況にない昨今、
「大変な状況の中で自分はどんな形でこのバンドに貢献することができるんだろうか…彼らの思いをしっかり汲み取り、できる形で少しでも何かするべきなんじゃないのか。」と思い、
いてもたっても居られずこちらも書くことにしました。
どうしても暗いニュースが続き外出自粛も含め、ストレスフリーとは言い難い状況が続きますが、音楽の力ってやっぱり凄いんだなと改めて実感しました。
そして何よりも、楽曲や記事を通して彼らのメッセージが広まったら嬉しいです。ファン冥利に尽きます。
(文:アキオシロートマグル)