ダイヤモンドは砕けない(Lithics ライブレポート)
ジョジョのことは全く知らないがとりあえずタイトルにしてみた。「Lithic」という単語には「石でできた」、「リチウムの」という意味があるので。
アメリカのポストパンクバンド、Lithics の来日ツアー。
名古屋でのライブを観てきた。
そもそもどんなバンドか。
金属的で硬いギター
感情が一切感じられないボーカル
シンプルかつ強固なリズム隊
Lithics - Specs (Official Music Video)
こういう感じだ。
初期のストロークスよりもさらにソリッドになったような、スッカスカのロックを鳴らす。空っぽすぎて逆にクセになる。
現在二枚のアルバムを発表している。2枚目は昨年リリースしたばかり。注目の若手バンドだ。KEXPにも出演している。
(KEXPのライブの様子は名古屋でのセトリを合わせて下に載せる)
1stアルバム 「Borrowed Floors」
2ndアルバム 「Melting Surface」
2枚目のアルバムについてはApple Musicでは半分くらいしか聞くことができない。ぜひフィジカルでゲットしてほしい。
というわけで、バンドの紹介はこれくらいにして、ライブレポートを書こう。
初めて行った場所だけど、すごく小さなハコで、柵もなくアーティストまでの距離がゼロで観れる。カウンターで料理をもらって、二階席があってそこから見ることもできる。ゆったり見るにはうってつけの場所。(それでもパンパンに人が入ってはいたが)
そしてその密集した場所だからこそ、Lithicsの極限までシンプルなロックが映えた。
披露してくれた曲はおおよそこうだった。
Glass Of Water
Still Forms
Burn On Burn
Labor
Excuse Generater
African Mask
Thing In Your Eye
When Will I Die
Edible Door
KEXPでも最初にプレイした曲、「Glass of Water」をはじめにもってきた。彼らの曲の中では比較的しっかりとロックをしている曲で、始まりから気持ちよかった。
Lithics - Glass of Water (Live on KEXP)
続けて自分のお気に入りの一つ、「Still Forms」を披露。とにかく淡々と生で演奏する姿と音が素晴らしかった。
Lithics - Still Forms (Live on KEXP)
そして2ndアルバムの1曲目に収録のキラーチューン「Excuse Generator」。観ていた全員が乗りにノッた。
Lithics - Excuse Generator (Live on KEXP)
これくらいで紹介とレポートは終ろうと思う。長々と曲を貼るわけにはいかないので。
多分、観に行った人の中で一番自分がガチガチに予習してきたと思う。ほぼすべての曲をノリノリで聴いた。ぜひ再来日してほしい。
(文:ジュン)