The Shacksはアブナイ
\アツイ!/ toraです。
皆さん、新しい音楽はどこで入手しますか?
ストリーミングのおすすめ欄、フェス、SNSなどなど…
実際、僕が一番好きなRadioheadはSNSきっかけで知りました。
では、メディアはどうでしょう?これも結構重要ですね。
思えば、メディアきっかけでハマったバンドとかって僕はとても多かったような気がします。
T.Rex(20世紀少年きっかけ)とか
Deep Purple(SOFTBANKのCMきっかけ)とか
ちなみにドラマのカラマーゾフの兄弟、Nirvanaのみならず、RadioheadやらLed ZeppelinやらThe Strokesやら起用されててすごいです…
まあそんな感じで出会ったバンドで久しぶりにビビっときたバンドがあります。
このCM見たことありますか?
なんだこの坊主美人は!!!なんだこのレトロソングは!!!新しいiPhoneのカメラすげえな!!!
この60年代臭プンプンなバンドはなんだ!と思って調べたら出てきたのがこの人たち。
ニューヨーク出身のバンド
The Shacks
です。まさかの2014年結成…
よく分かるメンバー紹介動画があるので貼っときますw
メインメンバーはボーカルのシャノンとギターのマックスの2人。ドラムのベンとキーボードのイヴァンは一応サブメンバー。さっきのcmの坊主美人はこのシャノンです。
マックスのスタジオにシャノンを呼んでセッションしたのが結成のきっかけだったそうな。
このバンドのサウンドは60年代を思わせるレトロなサイケロック!
The Shacks - This Strange Effect
先ほどのcmで使われた一曲。元はThe Kinksの曲。(The Kinksバージョンもカバーだったか…忘れましたw)
PVの映像も相まって、めっちゃヤバい感じに…
ラストのギターソロが逆再生ってのもサイケで60年代…あの頃皆、テープ逆に回すの大好きだったからね…
Left It With The Moon - The Shacks
この曲の動画(確かこれとは別のライブ映像)に"best afternoon poolside music"みたいなコメントが残されていて、めっちゃ的を得ているなあと…
いい感じにやる気が出なくなる、ちょっとチープなゆるゆるサウンドも彼らの持ち味ですね。
The Shacks - Hands In Your Pockets
この曲なんかはファンク・ソウル色が強くてまた面白いです。
こちらの3曲はすべて、セルフタイトルのEPに収録です。
そして今年、待望の1stアルバム、"Haze"をリリース!!
国内版ボートラで”This Strange Effect”が収録されてるけど、EP買った方が早いよ…
リードトラック。ドライなギターがレトロで少しファンキー、いい感じ。シャノンが可愛い。(僕と同い年と聞き衝撃を受けてます…)
60年代といえば!フォークです。アシッドフォークとか。The Byrdsなんかも活躍してましたね。
このアルバム、フォーキーな曲も多めです。
彼らの楽曲はフレンチポップス的な趣もあるとの意見を聞きました。フレンチポップスもやはり60年代のイメージ。意外とサイケとフレンチポップスは紙一重だったりするんですかね…
どうでもいいですが、フレンチポップスだとFrance Gallが好きです。この曲のリフがかっこいい。
France Gall - Laisse tomber les filles 1964 HD (Tele Melody)
そして、極めつけはこれ。ヘンテコリフからのカントリーなアコギ、でもメインパートはフォーキー…The Shacksの変態性が垣間見える恐ろしい曲…
”レトロなサイケロックバンド”とこのThe Shacksをはじめにご紹介しましたが、こう改めてみると、ロック、フォーク、ファンクにカントリーにフレンチポップス…マックスはブルースマンのレッドベリーも好きだといいます…結構何でもありな気もしてきた…
それでも、彼らのサウンドがサイケだと思わせるのは、そのサイケロックが謳歌していたころを思わせるとことんレトロな音づくり、そして何より、ボーカルのシャノンの甘いウィスパーボイスだと思うのです。
”This Strange Effect”を聴き比べると、やはりThe Shacksの方が妖艶で、キケンな雰囲気がプンプンします。このバンドの根幹をなしているのはまさに紅一点シャノンといっても過言ではないのです!まさに「聴くドラッグ」…
ライブもすごい!!!
The Shacks on Audiotree Live (Full Session)
Haze未収録の新曲もバッチリ。
めっちゃかっこいい!!!Hands In Your Pocketsなんかさらにファンク色が強まっているし、ラストのBirdsのセッションなんかロックの魅力がぎっしり詰まってる…
これは来日していただかなくては…
聴き終わった後、今が2018年であることをきっと忘れてしまいます。まさにトリップできる危険なレトロサイケバンド、The Shacks。アブナイです。
(文:tora)