Courtney Barnettの目、オルタナ。
へいへい、toraですよ。
気が付いたら平成最後の夏も終わり…
皆さん夏フェス等々音楽生活お楽しみでしたか?
9月に入ってもまだまだ目白押しですが、今年の新譜も素晴らしい作品が多いですね!
そんなわけで、今年の新譜でめっちゃ良い!と思ったアルバムの人をご紹介していこうと思います。
この人よ!!!
オーストラリアはメルボルンのSSW、
Courtney Barnett
です。
2016年のグラミー新人賞にもノミネートされたすごい人。
この人を知ったのは、確か高2くらいの時にTwitterで見かけたのがきっかけだった気がします。
「凛とした出で立ちで歌っているレフティー(ここ重要)ギタリスト。」(写真参照↑)
その頃、NirvanaのKurt Cobainの映画が近々公開とあって、何かとそういうワードに敏感だった僕は、まさにその言葉通りだった彼女の写真にに心惹かれたわけです。
実際の彼女は緩そうな雰囲気ですが…w
そして、そのKurt Cobainの映画を見に行った日、彼女の1stアルバム、”Sometimes I Sit And Think And Think & Sometimes I Just Sit"(長い!)を買って帰ったわけでございます。
Courtney Barnett - Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit (Official Full Album Stream)
端的に言って
最高。
Twitterで皆さん #私を構成するなんちゃら~ ってやってますけど、僕のそれには無事ランクインしてます。2010年代のオルタナ名盤だと信じています。
そして今年、3年ぶり2枚目のアルバム、”Tell Me How You Really Feel”をリリース!!!
Courtney Barnett - Tell Me How You Really Feel (Full Album Official Audio)
今回はそんな新たなオルタナクイーン、Courtney Barnettの話をしていきますよ!
彼女の特徴は、その詩世界だとよく言われています。
なのでこの人に関しては国内版買って歌詞読みつつ聴くのもありだと思いますね。
(僕は歌詞に関してはあまり頓着しないタイプの人間なので、この記事がとっても分かりやすいですw)
では彼女の音楽の方も見ていきましょう!
実は前に別に記事で少しご紹介したんですが、彼女の音楽はちょっと緩いオルタナギターポップやと思います。
このDead Foxは僕が初めて聴いた曲。すごく爽やかなんですが、どうにも引き締まってない歌声の感じがオルタナでインディーですね。
歌詞も非常に緩い、というか、彼女の詩世界はとにかく客観的。(特に1stで顕著)
この曲の
"More people die on the road than they do in the ocean
Maybe we should mull over culling cars instead of sharks
Or just lock them up in parks where we can go and view them"(海よりも路上で死ぬ人の方が多い。多分サメの代わりに車を処分することを考えた方がいいわね。それか車を公園に閉じ込めて鑑賞するの。)
というリリックの何とも言えぬセンス…
Pedestrian At Best - Courtney Barnett
こちらはSonic YouthやNirvanaを思わせる、歪みまくりギターのオルタナソング。こんな曲でも語り調に歌うのが意外で面白いです。
”I love you. I hate you. I'm on the fence. It all depends."(あなたを愛しているし憎んでる。どっちつかずで状況次第。)というリリックで始まるこの曲は、デビュー前にも関わらず、期待の眼差しで世間から見られている状況を吐露した曲だとか。普通に恋人との険悪な関係について書かれているようにも見えますけどねw
”Give me all your money and I"ll make some Origami, honey."(有り金全部よこしなさい、折り紙折ってあげるわ)という詩が大好きですw
Courtney Barnett - Elevator Operator
すごく明るいポップなギターソング。オリバー・ポール君が屋上へ向かうエレベーターで出会ったおばちゃんに自殺するんちゃうかと勘違いされる曲です。
最高にチルアウトできるゆったりサウンド…これ聴きながら夏はゴロゴロしたいですね…
プレストンにあるお家を見に行く歌です。家の描写が歌詞になるもんなんですねw
Courtney Barnett - Nobody Really Cares If You Don't Go To The Party
めっちゃグランジポップな曲。超爽やかですが、ソロがめっちゃオルタナ!でかっこいい。
”I wanna go out but I wanna stay home."(出かけたいけど家にいたい)っていうの分かりすぎて辛い()
Courtney Barnett - Avant Gardener
1stの国内版のボートラとしても収録されている彼女の代表曲の一つ。ゆるゆるインディーソング。ガーデニングしてたら突然倒れて救急車で運ばれちゃったって曲w
Courtney Barnett - Nameless, Faceless
今年発売の2ndからのリード曲。The Breedersのメンバーも参加のめっちゃオルタナな曲。
SNS社会を歌った曲だとかなんとか。確かに”Nameless, Faceless"(名前も顔もない)だよね…
Courtney Barnett - Need A Little Time
2ndで一番気に入ってます。どこかThe Bendsの頃のRadioheadを思わせるようなオルタナサウンドでかっこいい。
このアルバムは自分の内面を歌う詩が多めだそう。確かにそんな感じですね。
すごくWeezerな雰囲気でかっこいい。Buddy Hollyっぽい。
タイトルは”I'm Not Your Mother, I'm Not Your Bitch"
タイトルからすごい…この曲はもうNirvana。Tourette'sみたいな爆発感。
ちなみに彼女が最初に買ったアルバムはNirvanaのNevermindだとかw
おい「コートニー」…
Courtney Barnett - Sunday Roast
なんと!ご本人が弾き方を教えてくれる超親切なPV。僕も弾けるようになりましたw
スロウなインディーロックナンバー。ちょっとNeil Youngっぽい?
とってもポジティブな曲です。
…どうでしょう、Courtney Barnett。緩い歌声とともに奏でられるオルタナインディーロック。そしてその詩世界…どっぷり浸かってみてください。
(文:tora)