ブリットポップの”深層”? ~Everyday Robots / Damon Albarn~
スラマッパギ!toraです。
ではさっそく、今回の主役はこの方です。
Damon Albarnです。
昔はめっちゃイケメンだった…BeetlebumのPVを見ると男ながらキュンキュンしてしまいますw(ちなみにBeetlebumは僕がblurで一番好きな曲です。)
…が、いつだか見たツイートのおかげで……
めっきり「金歯のおじさん」のイメージになってしまった…
そんな今回取り上げるのは、blurでもGorillazでもなくこちら!
2014年に発表されたDamonのソロアルバム
”Everyday Robots”です。
んん~このアルバムあまり名前が上がらない印象があるんですが人気ないんでしょうか??
まず申し上げると、Gorillazはほとんど知りません。blurは全作聴いております。
で、僕が持っているDamon Albarnという人の音楽の印象というのはとにかく”カラフル”といった感じでした。
なんせ90年代に一世を風靡したブリットポップムーブメントの代表バンドの一つのblurのフロントマンですからね…
Gorillazに関してもそんなイメージ。ずれてるかもしれないというかヒップホップに対する偏見かもしれないけどw
ですが、この”Everyday Robots”の印象はとにかく”灰色”。まさしく”Blur(かすんで見える)”といった印象です。
聴いていただいてわかる通り、キーボードを主体として、全体的に奏でられている音が少なめな印象。これがGirls & BoysとかCountry House作った人の音楽なのか?とも思ってしまう…
恐らく一番盛り上がる曲でこんな感じ。
ゴスペル調の曲まであります。こちらBrian Eno参加。
思えば、ギターのGrahamが脱退してから発表されたアルバム”Think Tank”はかなりアフリカ音楽的な趣が強かったので、ゴスペル調の曲が入っていてもおかしくはないように思えます。
この作品はDamon Albarnという人の音楽の基本骨子をかなりむき出しのままにして作られた、まさに”ソロアルバム”なのでしょう。
最も素のDamon Albarnを感じられる一枚かと思います。
この”Everyday Robots”、ぶっちゃけ全blurのアルバムより好きですw
とにかく聴いていて心地の良いサウンド。これを流しながら寝ると割といい感じに寝れるので重宝してますwww
それ以上に、blurという超ポップなバンドの人が書いたとは思えないほどの陰気さ。Radioheadとか大好きな根暗にもウケる類のアルバムだと思います。
blurの方は前作”The Magic Whip”以降音沙汰がないようですが、Gorillazの方で現在ツアー回っているみたいですね。6月に来日しますし。
今も活躍を続けるDamon Albarnの深層はもしかするとこの”Everyday Robots”のような世界が広がっているかもしれないですね…
(この路線の2ndソロ作、まだ少しだけ期待してますw)
(文:tora)